芦屋市の方へ 参考事例【イギリス風・洋風ガーデン 造園施工事例】


■ 芝生の一角を花壇にしたい
■ 自宅の窓の周り、建物をバラで彩りたい

イギリスに留学されていたことのある、イギリスの大好きなご夫妻からいただいたご依頼です。

イギリス風のお宅で暮らしていらっしゃるお客様。20年前、お庭造りのお手伝いをさせていただいて以来、お庭の年間管理(定期的な草抜きや植栽の剪定、芝の手入れ等)を当店へご依頼いただいています。現在も、お庭を眺めながらご家族で朝食をとったり、友人を招いてバーベキューやパーティーをしたりと、大活躍なお庭です。(リフォーム雑誌に取り上げられたこともあります。)

そんなご夫妻から、「もっとお花を植えたい。芝生の一角を花壇にできないかしら?チューリップをたくさん植えたいの!」 「バラを窓の周りから建物に、うまく這わせることはできる?」 と、ご相談いただきました。

 

以前、お庭づくりをさせていただいた際に取り付けたポンプ付きの樽も、設置した当時と変わらず活躍していました。この樽はご主人様がイギリスのガーデニング用品の通販サイトで購入されたもので、雨水を溜めることができます。樽の上は車庫の屋根があり、縦樋から流れてきた雨水は、まずこの樽に入ります。樽がいっぱいになった後は、雨水が下水のほうへ流れていく、そういった配管工事をしてさしあげました。
雨が降った後、雨水が満杯になりますので、水道水を使わず、雨水の再利用でお庭の水撒きができる、エコな仕組みです!

バラを這わせたいというお二人のために、ネットフェンスのバラ棚を窓の付近に設置しました。このフェンスでバラがうまく誘引され、窓の周りや建物を彩ってくれます。

 

ここのお宅は、土を掘ると、10センチ程度で岩盤にあたる地形の上に建っています。岩盤を掘って花壇を作ると、岩盤の中に水が溜まってしまって水はけが悪く、植物が育ちにくくなってしまいます。そして土も少ないため、チューリップがうまく育たない可能性が高いのです。そのため、岩盤の上に花壇を高く作り、水が岩盤の下を通って逃げるように作る必要があります。

芝生の真ん中に花壇を作ると、芝生をカットしなければならず、芝を傷めてしまう可能性もありますのでなるべく避けます。どこに作るかと考えたとき、コノテガシワの根元周辺に植えれば良いと気づきました。

根元周辺は、コノテガシワの陰に隠れて陽が当たりにくいこと、水はけがあまりよくないことから、芝が育ちにくくなります。なので、その部分に花壇を作れば、場所が確保できるだけでなく、芝の無い部分を目隠しすることもできて、さらには高さを出して作るので水はけが良い花壇ができる・・・まさに、”一石三鳥”なのです!

 

花壇は穴があいたレンガを使用します。このレンガは、穴に基礎の鉄筋を通し、コンクリートを流し込むことができます。そのためとても頑丈で、土圧にも負けない強度の花壇に仕上げることができます。

 

土が逃げないよう、コノテガシワの手前部分をこのように囲い、木の手前にチューリップを植えられるようにしました。穴の空いたレンガの一番上に、通常のレンガを乗せ、穴をふさいだら完成です。

 

このように、チューリップが満開になるのが待ち遠しいですね!

「花壇で芝生の無い部分をうまく隠す、素敵なアイデアね!」 「いつも、僕たちには考え付かないような、色んなアドバイスをありがとう」 と、ご夫妻にはお喜びいただきました。

ご夫妻には、常にお庭の管理を任せていただいていますので、お悩みやお困りごと、ご要望が出る都度、お庭のプロだからこそのアイデアを盛り込んだ、色んなご提案をさせていただいております。

グリーンパトロール神戸は、「お庭を造る」というだけでなく、しばらくしてから出るお悩みや、「もっとこうしてみたい」というご要望・ご相談をお持ちになったお客様に、「ちょっとまたうちの庭を見に来てよ~!」と、お声掛けいただくことが多々ございます。
当店が携わらせていただいたお庭のその後を、お客様と一緒に見守ることができ、より良いお庭へと”成長”させるお手伝いができることを、とても嬉しく思います。
これからも、お客様のご希望に沿ったお仕事、また、植物たちにとっても育ちやすい環境づくりができますよう、日々努力して参ります!

神戸市、芦屋市、西宮市のお庭、雑草のお悩みはお任せください。
ご相談・お見積りは無料です。(※しつこい営業も致しません)