西宮市の方へ 参考事例【雑草対策 ウッドデッキ(ウッドテラス)工事】


■ 雑草対策をしたい
■ 車椅子でお部屋まで入りやすくしたい
■ お庭が丸見えなので目隠しがしたい

少し高台のようになっている土地にお宅が建っている、50代のご夫妻様からのご依頼です。
頑張って草取りをしても、すぐに膝丈ほどの雑草が生えてきてしまうため、お困りでした。草取りをしなくてよい、メンテナンスフリーなお庭をご希望されていました。

抜いても抜いても生えてくる雑草に耐え兼ね、ご主人様が砂利を購入され、まいていらっしゃいましたが、その隙間から雑草が生えてきてお困りでした。「砂利をまけば雑草対策になると思ったんだけど・・・」と大変ガッカリされていましたが、当店にいただくご相談で、このような案件は特に多くあります。

敷地のいたるところに雑草が生え、「どうにかして草取り要らずのお庭にしてほしい」という強いご要望をいただきました。

花壇にも雑草がたくさん生えていました。また、お庭の中が道路から丸見えなので、視線も気になります。「外を歩く人と目が合うこともあるんです」と、奥様がとてもお悩みでした。

また、お宅は二世帯住宅になっていて、ご主人様のお母様も一緒にお住まいです。また、奥様のお母様も、よくお宅へ遊びに来られるのですが、奥様のお母様は車椅子でご移動されるのですが、幅の問題で玄関から車椅子で入ることが不可能でした。そこでいつもお庭から入り、掃出し窓からお部屋に入るようにしていたのですが、段差もあることから出入りするのに一苦労で、「もう少し出入りしやすくできないかしら」というご相談もいただきました。

 

 

こちらがご提案させていただいた図面です。お宅の北側と東側になります。

「雑草の生えないお庭」を強くご希望されていましたので、ウッドデッキをご提案しました。ウッドデッキは防草シートを敷いた上にウッドデッキを張っていきますので、地面に太陽の光が届かず、雑草の生えないお庭になります。また、ウッドデッキでしたら、お部屋の掃出し窓と同じ高さに作ることできますので、お庭の入り口にスロープを設置すれば、車椅子でも楽にお部屋まで入ることができます。
スロープをつくる部分には、もともと自転車が置いてありました。新しいお庭では、お宅の北側に自転車用のスペースを作成することにしました。その際、ご主人様と奥様がお庭の敷石として使用していた平板を再利用することにしました。

北側は車椅子で通ることはありませんので、防草シートと砂利で雑草対策をします。
当店では、公共事業でも使われるプロ仕様の防草シートを使用しています。経験豊富な職人が、丁寧に張っていきますが、万が一草が生えてきてしまった場合も、無料のメンテナンスをお約束しております! このお約束が、当店がお客様に「信頼」していただける理由の大きな一つとなっています。 砂利も、ご主人様がご購入されていた既存のものを綺麗に洗って再利用します。

お向かいにお宅が建っていて、窓がたくさんあるため、お客様のお宅のリビングやお庭が丸見えになってしまうのを防ぐために、植栽が植えられていました。しかし、それだけでは目隠しには不十分でしたので、「オオミヤマモモ」や「ボウガシ」を新植し、お向かいのお宅からの視線をしっかりとカットします。更には、お庭が通行人からも丸見えになってしまいますので、それを防ぐために、背の低い横板張りのウッドフェンスを設置することにします。
高台にあることから風が強いですので、既存のツバキやサルスベリ、ソヨゴ、クロガネモチは風よけのために残し、既存のフェンスに既存のモッコウバラを床から誘引して這わせます。

既存の外水道も、南側に寄せ、ウッドデッキの上に移設します。奥様のお気に入りの既存の「カエルの蛇口」も取り付けます。

施工前のお庭にはスチール製の物置が置いてありましたので、そちらの荷物を片付けられるように、ウッドデッキの下に床下収納をつくります。また、植木のまわりは、植木のメンテナンスができるよう、ウッドデッキの床材が脱着可能です。

 

こちらはお宅の南側のお庭になります。主にお母様が使用されるスペースになります。こちらも雑草でお困りでしたので、ウッドデッキをご提案しました。

掃出し窓の高さと同じ高さに設置するため、フラットで楽に出入りしていただけます。「冬に使用する灯油ポリタンクを2個収納したい」というお話でしたので、こちらのウッドデッキにも床下収納をつくり、既存のハナモモのまわりも、東側と同様にメンテナンス用に床板が脱着できるつくりにします。

ウッドデッキの下に動物などが入り込まないよう、側面部分に「幕板」というものをつけるのですが、当店では、その部分に長いステップ(階段)をつくって代用します。長いステップは、バーベキューなどをする際には椅子やテーブル代わりになりますし、普段も植木鉢を置いておくスペースになるなど、とても便利なのです。

 

施工が始まりました。東側のお庭です。 ご夫妻が敷かれていた砂利や化粧平板は北側のお庭に利用しますので、外して綺麗にしておきます。砂利と平板を取りのぞいたら、雑草が生えないよう、丁寧に防草シートを敷いていきます。掃出し窓と同じ高さまでウッドデッキが作られますので、そこに向けてスロープをつくります。スロープ手前はコンクリートを打ちました。

 

こちらはお宅の南側のお庭です。ここにもウッドデッキをつくりますので、防草シートで地面を覆います。木のまわりもしっかりと防草シートを敷き、シートから木が生えているようになります。シートの上にある白い石は「束石」といって、ウッドデッキの基礎をつくるためのものです。すべての高さを同じにし、ウッドデッキがきちんと平行になるように調整します。

 

敷地の端がとがっていますので、ピッタリの大きさに1枚1枚切りながら合わせて床板を張っていきます。少しでもズレるとデコボコになってしまいますし、木の部分も計算して調整しながら作る必要があります。職人が持つ長年の経験や腕により成せる業です。

北側のお庭は、車椅子で通ることはありませんので防草シートの上に砂利を敷いて雑草対策をし、自転車置き場になる部分へ、敷石に使っていた平板を再利用しました。

ウッドテラスが完成しました!お向かいのお宅との間には既存の植栽と、追加で新しく植栽を植えました。新しく植えたものに関しては、少しまだ小さいですが、2~3年ほどで立派な目隠しになってくれることでしょう。

お母様が車椅子で上がることのできる、手すり付きのスロープも完成しました。地面に付く最後の部分は、錆びないアルミ鋳物製の板を使用しています。こちらはスロープ手前から打ってあるコンクリートとネジで留めてあるので、動きません。

 

お写真の赤丸は床下収納の部分です。もともとお庭に設置されていたスチール製の物置の中身を、すべてこの中へ収納することができます。

 

お母様の使用されるウッドデッキにも灯油用のポリタンクが2つ入る床下収納をつくりました。 お客様はワンちゃんを飼われており、お友達もよくワンちゃんを連れて遊びに来られるとのことでしたので、リードを引っ掛ける金具も取り付けました。金具もワンちゃんの形で可愛らしい仕上がりになりました。

以前から使われていた奥様のお気に入りの「カエルの蛇口」も活用されています。タープ(テント)を張れるよう、金具を取り付けました。暑い日は日陰ができて、快適に過ごしていただけます。

もともとこの場所にはモッコウバラが植わっていましたので、床からフェンスへ誘引し、這わせます。育つと黄色や白い花を咲かせて楽しませてくれます。ウッドデッキには水や液体肥料を入れる穴もあけましたので、木への栄養もバッチリです。

 

ビフォアアフターです。お庭の外からの視界が気になりましたが、ウッドフェンスでしっかりと目隠しされました。風の強い立地にありますので、フェンスが壊れないよう、横板の隙間を通常より若干広めにとりました。設置する場所により、そういった細やかな心配りをしながら施工をいたします。

ウッドフェンスの良さは、「好きな高さや大きさに調整できる」ということです。アルミの既成フェンスなどは規定のサイズがあったり、裏表がはっきりとしているので、場所によって設置しにくいこともあります。その点、ウッドデッキは、横板の数を調整して好きな高さにすることができますし、両面とも”表”として使用でき、何より温かみのある優しい印象になります。

「アルミにくらべて耐久性が無いのでは?」と心配される方もいらっしゃるでしょうが、ハードウッドを使用したウッドデッキやウッドフェンスは、ノーメンテナンスで30年以上持つと言われています。ハードウッドの普及により、ウッドデッキやウッドフェンスはメリットだらけの潜在性の高いアイテムになりました。

 

このように、通行人からの視線が気になったところも、ウッドフェンスのおかげで、しっかりとプライバシーが守れるお庭になりました。

 

雑草に悩まされていたお庭が、ウッドデッキで草取り要らずのお庭に変身しました。既存の植栽に新しい植栽もプラスして、目隠し効果もグッと上がりました!

ご主人様には、「あんなに雑草だらけだった庭とは思えないね。砂利や平板を再利用してもらえて、無駄にならなくてとっても嬉しかったよ」とお喜びいただきました。
お友達が遊びに来られる度に「素敵なカフェテラスに来たみたい!」というお声をいただくそうで、奥様にもとても喜んでいただけました。
また、掃出し窓と同じ高さのウッドデッキがくまなく隅々まで張ってあり、スロープも付いたことで、お母様も車椅子での移動が楽になり、大変お喜びいただきました。

当初、ウッドフェンスの設置をご提案した際、モッコウバラを這わせるフェンス部分にも「ウッドフェンスをつくってくれないかな?」というお話をいただきました。ウッドフェンスですべて囲ってしまったほうが、費用をたくさんかけていただくことになるため、当店としても良いお話ではあるのですが、お客様のお宅は風が強く、この部分にもウッドフェンスをつくると、フェンスがはやくに傷んでしまうだろうと考えました。また、高台にあり、せっかく素晴らしい景色を眺めることのできるお庭でしたので、その景観を崩したくありませんでした。

そこで、今回のような、既存のアルミフェンスに既存のモッコウバラを這わせる方法をご提案させていただきました。この方法は、既存のものを再利用するため、正直、当店にとってあまり利益にはなりません。しかし当店は、お客様がより安心して、満足してお過ごしいただけるお庭をつくりたいと、常に考えております。
利益だけに走るのではなく、プロ目線で考え、その時にはわからなくても、後々お客様が「あの時、グリーンパトロールさんのアドバイスを聞いておいて良かったよ!」と喜んでいただけるようなご提案をすることが、当店の一番のこだわりでもあり、大切な仕事なのです。

モッコウバラが茂れば美しい生垣となり、お客様の目を、また、それだけでなく、そばを通る人々の目も楽しませてくれることと思います!

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ご相談・お見積りは無料です。(※しつこい営業も致しません)